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クリニックでの看護師の働き方|病院よりもラク?

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クリニックでの看護師は仕事がラクにできそう。総合病院など規模が大きい病院で働いている看護師はこのように考えます。クリニックは外来診療のみで入院病棟がない施設とある施設がありますが、クリニックによって働き方はさまざまです。さてクリニックの看護師は病院の看護師よりも本当にラクなのでしょうか?

クリニックで働く看護師の仕事は病院よりもラク?

クリニックの看護師は担当する患者数が少ないからきっと病院の看護師よりも仕事がラクなはず
総合病院や大学病院といった規模が大きい病院で看護師をしていると、クリニックの看護師の仕事に魅力を感じて転職を考えることがあります。
さて、クリニックで働く看護師の仕事は病院よりもラクなのでしょうか。
答えは「あなたが望む働き方による」です。

クリニックは医療法で定められている医療施設のうち、診療所にあてはまる医療施設で、入院病棟がある施設とない施設の2種類があります。

クリニックの看護師の仕事は入院病棟がある施設とない施設によって、働き方が異なってきます。
入院病棟があるクリニックでは夜勤があるため、交代制の勤務となり不規則な生活を送ることとなります。
入院病棟がないクリニックは外来診療のみとなるので、日勤のみの勤務となり規則的な生活を送ることができます。しかし訪問看護の施設では、夜間の緊急対応が必要な場合があるため夜間の電話当番や当直あるいは待機が勤務に組み込まれることもあります。

クリニックは病院と比べると1日の外来診療の患者数は少ないですが、例えば整形外科では1日100人を超える患者数となるクリニックもあります。加えてクリニックは看護師の人数が少ないため、少ない人数で患者さんの担当をしなければならず、看護師1人の負担が増えることとなります

また、入院病棟があるクリニックでは2交代制をとっているクリニックが多く、夜勤は1人で入院患者さんや電話対応、緊急の受診に対応しなければなりません。夜勤ができる看護師が少ないクリニックでは日勤を終えてからそのまま夜勤に入る当直体制をとるクリニックもあります。

よってクリニックの看護師の仕事は1人の仕事量が増えるため、病院の看護師よりもラクかというとそうではないのです。クリニックにはクリニックでの忙しさが存在します。

しかしながらクリニックは看護師の人数が少ないゆえに、勤務は臨機応変にすることが可能です。
看護師同士で相談することができるので、勤務希望が出しやすいメリットがあります。そして看護師の人数が少ないことがお互いに協力するという気持ちを強くするため、人間関係に恵まれて人間関係のトラブルが少ないです。また病院では委員会業務や看護研究など、患者さんのケア以外にも仕事がありますが、クリニックでは患者さんのケア以外の業務量が減ります

クリニック看護師の働き方のメリット

クリニック看護師の働き方のメリットを3つご紹介します。

メリット1:働き方を病院よりも自由に選択できる

病院で働いていると勤務希望の数に制限があり、急な用事ができたとしても突然休みづらいです。クリニックでは看護師の人数が少ないため、勤務に融通がききます
もちろん看護師同士で相談して決定しますが、管理人AYAの勤務経験があるクリニックでは勤務希望の数に制限がなく、夜勤が多いあるいは少ないほうがいいなど、看護師によって働き方を自由に選択できます。非常勤看護師は勤務する時間も自由に選択できています。

メリット2:委員会業務の負担が病院に比べると少ない

病院に勤務していると、看護師それぞれに委員会の役割が割り当てられます。
勤務時間内に委員会の会議があったり、各病棟や外来で委員会として活動する目標を掲げて働きかけたりと、病院の委員会業務を負担に感じる看護師は多いのではないでしょうか。
クリニックでも、もちろん委員会業務はありますが、病院に比べると明らかに負担が少ないです。
管理人AYAは委員会業務が苦手だったため、クリニック勤務を経験して委員会業務の負担が減ったことがうれしく感じました。

メリット3:人間関係のトラブルが病院に比べると少ない

看護師の人数が多い病院では、人間関係のトラブルが発生しやすいです。
病院で看護師の仕事をしていると人間関係が悩みだという方は少なくありません。
クリニックでは看護師の人数が少なく、お互いに協力して仕事をするという気持ちから人間関係のトラブルは病院に比べると少ないです。
管理人AYAの勤務経験があるクリニックでは看護師同士のトラブルはなく、上下関係がないため毎日気持ち良く仕事をすることができていました。

クリニック看護師の働き方のデメリット

クリニック看護師の働き方のデメリットを3つご紹介します。

デメリット1:病院よりも休みの日が少ない

クリニックの看護師は人数が少ないため、病院よりも休みの日は少ないです。
病院では連休、夏季休暇や年次休暇と休みの日が規則で定められているため休みが保障されています。
クリニックの場合は、夏季休暇が定められていない場合があり、年次休暇があったとしても人数が少ないことから取得が難しくなってしまいます。

デメリット2:給料が病院よりも低くなる可能性があり

病院に勤務していると、毎年基本給の昇給があり、残業すると残業手当がついたり、賞与があったりと給料は充実しています。
クリニックでは病院の看護師と比べると基本給は低い傾向にあり、昇給や残業手当、賞与は必ずあるわけではないのです。
クリニックの経営状況に応じて看護師の給料が支払われるため、病院の給料よりもクリニックの給料は低くなる可能性があります。

デメリット3:看護師1人の仕事の負担が増える

クリニックの看護師は少ない人数で仕事を振り分けるため、看護師1人の仕事の負担が増えます。そのためクリニックの病床数が病院の病床数よりも少なかったとしても、クリニックの看護師の仕事は忙しくなってしまうのです。病院では看護師の人数が多いため、緊急時やあまりにも忙しいときは他の看護師に応援してもらうことができます。しかしクリニックの看護師は1人あたりの仕事量が多いため、他の看護師に応援してもらうのが難しい場合もあるのです。

クリニックの看護師へ転職するときのポイント

クリニックの看護師へ転職するときの2つのポイントについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ポイント1:転職前の情報収集をしっかり行う

クリニックの看護師への転職を考える場合は事前に情報収集をしっかり行いましょう。
クリニックの診療科、入院病棟の有無、看護師の人数や勤務状況、給料と事前に情報収集をしてから転職するか否かを決めるべきです。
看護師の転職サイトに登録すると担当スタッフの方が転職したいクリニックの情報を代わりに調査してくれますし、クリニックによっては院長や事務長に直接会って話を聞くことが可能です。
実際に働いてみないとわからないこともありますが、いざクリニックへ転職してから、
こんな状況は全く知らなかったと後悔のないようにするために情報収集は大切です。

ポイント2:自分が看護師としてどのように働きたいかを明確にする

規模の大きい病院での看護師の仕事はたしかに大変です。
患者さんのなかにはリスクが高い方もいますし、人間関係に悩むことやケア以外の仕事にストレスを抱えます。
管理人AYAは総合病院での勤務で、その大変さを身をもって感じているため共感できます。
しかし安易に病院よりもクリニックのほうがラクにみえるという理由で転職することはおすすめしません
自分が看護師として働くときに何を優先したいのか(給料なのか休みなのか人間関係なのかなど)
そしてどのように働きたいのか(自分の自由時間を今よりも確保したいなど)を明確にした上で
クリニックへの転職を考えるべきです。

まとめ

今回はクリニックの看護師の働き方について、メリットやデメリット、転職を考える場合のポイントについて解説してきました。
病院の看護師の働き方、クリニックの看護師の働き方どちらにもプラスの面もあればマイナスの面もあります。
ただクリニックの看護師のほうがラクに感じるという理由だけで転職すると、また別な職場のほうがラクなのではと、同じ理由で転職を繰り返していまいます。
大切なのは自分が看護師としてどのように仕事していきたいのか、仕事で何を優先していきたいのかを明らかにした上で、転職を考えることです。
自分が看護師としてどのように仕事をしたいのか明確にした上でクリニック勤務を選ぶのであれば、きっと満足できる看護師の仕事を手にすることができるでしょう。

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