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看護教員の仕事

看護大学教員はどんな仕事?仕事内容から求人の実態まで徹底解説!

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看護師を3〜4年続けると、これからのキャリアを考え始めますよね。今後の看護師キャリアの選択肢として、看護大学教員をイメージしていませんか?

今回は看護大学教員の仕事内容、看護大学教員になることのメリットやデメリット、気になる求人の実態まで詳しく解説していきます。

看護大学教員の仕事内容や求人の実態がわかれば、あなたが看護大学教員として働いているイメージがさらに具体的になりますよ。

AYA
看護大学教員に興味があるみたいだね。

りんごちゃん
はい、学生に教える仕事もやりがいがありそうです。

看護大学教員になりたい?興味がわく3つの理由

看護大学教員に興味がわくのは夜勤がなかったり、スキルアップに繋がったり、転勤がないといった3つの理由があるからです。3つの理由について詳しく解説していきます。

理由1:夜勤がなく、生活が規則的になる

常勤の看護師として仕事をしていると、夜勤に入らなければなりません。3交代制であれば月に8回程度、2交代制であれば月に5回程度の夜勤がシフトに組み込まれます。

看護師の仕事は夜勤が入ると、生活が不規則になって体調管理が大変です。

看護大学教員は夜勤がないことから、生活が規則的になって身体への負担を減らして仕事をすることが可能になります。

理由2:スキルアップに繋がる

看護大学教員は看護学生に看護基礎教育を行ったり、教員自身が研究活動をすることで看護学に新しい知識と技術を加えていきます。

学生に指導することは教員自身の知識や技術の整理になったり、研究活動は新しい発見ができたりするものです。このような経験が看護師としてのスキルアップに繋がっていきます。

理由3:転勤がない

病院に勤務している看護師のなかには、病院によって転勤の可能性があります。

看護大学教員は一度大学に就職すると、転勤することはありません。そのため、今後の人生設計をしやすいことから看護大学教員になりたいと考えるのです。

看護大学教員の仕事内容:病院の看護師の仕事とは違う!

病院の看護師からみると、看護大学教員の仕事は実習指導がメインのイメージがあるでしょう。確かに実習指導はメインの仕事ですが、授業や演習、研究や委員会活動、学生の生活指導といった様々な仕事をしているのです。ここでは看護大学教員の仕事内容を解説していきます。

授業や演習を行う

授業や演習は看護大学教員のメインの仕事のひとつなのです。

看護大学教員は授業や演習を通して、看護の知識と技術の指導を行います。職位が助手であれば授業を行うことはできないため、主に演習に入って学生の指導を行うことになります。

病院の看護師は授業や演習で講義をしたり、技術の指導を行うことはほとんどありません。患者ケアを直接提供する病院の看護師とはまた違った仕事です。

実習指導に行く

実習指導も看護大学教員のメインの仕事のひとつになります。

病院で看護師をしていると、学生と一緒に実習へ来る教員を見かけますよね。

学生が実習でどのように学習したらよいのか、学生が実習で目指す方向、事故のないように教員は数名の学生を指導する必要があるのです。

実習期間に入ると、授業や演習、実習で1日のほとんどを過ごすことになります。

研究、学会発表

看護大学教員のメインの仕事となるもう一つの仕事は研究です。

授業や実習の時間以外で自分で決めた分野の研究を進めて、論文を執筆したり学会発表をしたりします

そして発表された論文や学会発表は研究業績となり、助教、講師、准教授、教授と職位が昇格していく時に必要不可欠となります。

委員会、出張

看護大学教員にも病院の看護師と同じように委員会活動があります。たくさんの時間ではありませんが、授業や実習指導、研究以外の時間で委員会活動を進めていきます。

委員会の内容は入試、校舎の管理、実習、学生の卒業研究など様々あり、教員が振り分けられ仕事をすることになります。

また、学外での授業、センター試験、会議などで出張が入る機会もあります。

学生の生活指導

看護大学教員は学生の生活指導を行わなければなりません。学生は大学生といえど、看護師のたまごです。

そのため看護師として適切な行動が取れるよう、安全な大学生活が送ることができるように生活指導を行います。

看護大学教員になることのメリット、デメリット

看護大学教員になると、生活が規則的になったり、知識や技術を整理する機会を得られたりするメリットがありますが、給料が少なくなるなどのデメリットもあります。

ここでは看護大学教員になることのメリットとデメリットを詳しく解説していくので確認しましょう。

看護大学教員になることのメリット

看護大学教員になると3つのメリットがあります。

メリット1:生活が規則的になる

看護大学教員は夜勤がありません。そのため、朝起きて夜に眠るという規則的な生活にすることができます。病院で働いて夜勤をやると、睡眠や食事のタイミングがずれてしまい生活リズムが崩れます。生活が規則的になることで体調管理をしやすくなるのです。

ただ、一部の看護大学教員は夜間に仕事をしなければならないことがあります。

助産師学生を指導している場合、分娩を取り扱う実習が必ずあります。学生は昼夜問わず分娩があると、分娩介助の実習へ行かなければなりません。

教員が直接分娩介助を指導することがあったり、実習中に何か問題があったりした時には教員が対処しなければならないため、夜間に仕事に行くという状況が発生するのです。

メリット2:これまでの知識や技術の整理ができる

看護大学教員になると、看護師として病院で働いていた頃に身につけた知識や技術を整理する機会に恵まれます
学生に指導をするため順を追ってわかりやすく説明する力がつくからです。

病院で看護師をしていると、仕事内容や仕事の優先順位を瞬時に判断しているため、身体が勝手に動いているような感覚ですよね。

身体が先に動くことに慣れていると、順を追って説明したり、わかりやすく説明することが時に難しく感じることがあります。
説明や発表を苦手とする看護師はたくさんいるのです。

学生への指導で順を追ってわかりやすく説明する力はスキルアップにつながり、指導だけではなく学会発表にも活用できます。

メリット3:転勤がない

看護大学教員になると、転職をしない限り転勤はありません。

転勤する可能性がある病院で看護師をしていると、生活の拠点が定まらないですよね。
病院によっては昇格によって、遠方の系列病院へ転勤する場合もあります。

転勤がないと生活の拠点を決めることができるため、将来設計がしやすいメリットとなります。

看護大学教員になることのデメリット

看護大学教員はメリットがある一方で、給料が少なくなったり、上下関係が厳しいかったりといったデメリットもあります。

デメリット1:給料が少なくなる

看護大学教員は病院で働く看護師に比べて給料が少なくなる傾向があります。

夜勤手当や超過勤務手当がなくなることが主な原因です。
看護大学教員は職位と実績に基づいた基本給、住宅手当や通勤手当以外は基本的に支給されません。

看護大学教員として初めて働く時は職位が助手のことがほとんどです。
助手は大学教員のなかで職位がもっとも低いため、基本給も低いのです。

基本給から税金や年金が差し引かれると、手取り額が10万円台になる場合が多いです。

しかしながら、研究業績を積み上げていくことで昇格の可能性はあります。
昇格すると職位が上がるため、基本給も上がっていくのです。

デメリット2:上下関係が厳しい

看護大学教員は病院の看護師よりも上下関係が厳しいです。

特に助手や助教といった職位が低いうちは、教授の意見を取り入れなければならない場合が多くあります
そして何事も教授に確認をとってから仕事をしなければいけません。

看護師として働いていると自分の判断に基づいた仕事の仕方なので、看護大学教員になりたての頃は教授との上下関係に悩む教員は少なくないのです。

デメリット3:休日出勤になる場合もある

看護大学教員は休日出勤になる場合もあるのです。
入試対応や学会発表といった学校の授業以外の仕事は、平日ではなく土日に多くあるためです。

休日出勤すると、振替休日を取得することが可能ですが学校の授業や実習が入っていると振替休日を取得できない場合もあります。

病院の看護師は休日はしっかり休める日がたくさんありますよね。
看護大学教員は毎月ではありませんが、休みたくても休めないという日が出てくるのです。

しかしお盆の時期の夏季休暇、年末年始の休暇は一斉休暇になるため、お盆や年末年始に仕事をしなくても良いです。

看護大学教員の求人の実態とは?実はすでに決まっている!?

看護大学教員の求人は公募といって、全国から教員を希望する人を募集する方法です。

しかしながら公募は表向きで、実際は採用したい候補の人を大学側が決めている場合があるのです。

既に候補の人が決まっているのは、教授が適切だと思う人材に直接声をかけて、教員になることのオファーをしているためです。

それでは看護大学教員の求人の実態から、どのように教員になったらよいのかを詳しく解説していきます。

看護大学教員の採用は既に候補者が決まっている!?

看護大学教員は公募を出した時点で、既に採用したい候補者が決まっていることが多いです。

これには2つ理由があります。

  • 教員の仕事は人柄や指導力など求められる能力が様々あるため
  • 候補者は教授が決めているため

ではそれぞれの理由についてみていきましょう。

教員の仕事は人柄や指導力など求められる能力が様々あるため

学生の能力を引き出して、学生が授業や実習で最大限学ぶことができるようにするためには教員の指導力が欠かせません。

また教員は実習先の看護部長、看護師長、指導看護師と様々な職位の看護師とやり取りをします。ここで求められるのが人柄やコミュニケーション力です。

さらには学歴や研究業績も必要になります。

このように看護大学教員は学生に看護基礎教育をするため様々な能力を求められますが、これを履歴書や一度の面接だけでは大学側が適切な人材なのか判断できないのです。

そこで大学側は、教員公募が決まった時点で卒業生や実習先の病院の看護師といった、人柄や指導力などが既にわかる人材を探していきます

候補者が見つかったら事前にオファーすることになります。

候補者は教授が決めているため

候補者の決定は教授が決めていることがほとんどです。

学生の指導や実習先での看護師とのやり取りの機会が多くあるのは教授ですよね。
そのため卒業生や実習先の看護師のことは教授がよく知っています

また教員の採用後に一緒に仕事をするのは教授なので、人柄や指導力などを総合的に判断して教授が仕事を任せられる人材を選ぶのです。

教授が選んだ人材にオファーをするということになります。

看護大学教員になるにはどうしたらいい?

看護大学教員になるためには、教員になりたい大学の教授とコネクションを持って教員になりたいという意志表示をしておくこと、教員の公募をチェックしておくことが大切になります。

例えば母校の講演会などに参加して教授とのコネクションを持ち、教員になりたい意志表示をしたり、教員になりたい大学の大学院へ進学したりすることです。

特に母校であれば、卒業生ということで教授とのコネクションを持ちやすい上に人柄は既にわかっているため、教員の公募が決定したら声をかけられやすくなります。

看護大学教員を目指すと決めたら大学教員の公募をこまめに確認しておきましょう。

必ずしも採用の候補者が決定しているわけではないからです。教員になりたい大学の公募を見つけたら、迷わずに応募してみることをおすすめします。

まとめ

AYA
看護大学教員の仕事内容や求人の実態はわかったかな?

りんごちゃん
これまでの看護師経験を活用できそうです。スキルアップもできるし、さらに興味が出てきました。

看護大学教員は学生の指導や研究など、患者ケアを直接提供する病院看護師の仕事とは別のやりがいを感じることができる仕事です。

夜勤がなくなって生活が規則的になる、これまでの知識と技術を整理できる、転勤しなくてもよいといった教員ならではのメリットがあります。

しかしながら看護大学教員は公募が決まった時点で採用の候補者が決定している場合もあります。看護大学教員になりたいと思ったら早速準備を始めていきましょう。

看護大学教員になってスキルアップをして、看護師としての経験をさらに積み上げてくださいね。

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